マロッタ F(消化器科、医科学部門 S.ジュゼッペ病院 (イタリア ミラノ))???原田雅義(東明会原田病院) ベルツセリ J、ルージュ A、アンズロヴィック H 矢内原昇(矢内原研究所) イデオG
2001/9/20〜22
背景:慢性すい炎(CP)は過酷な進行性の病気であり、現在までのところ、有効的な治療法が見つかっていない。
最近、厳密な加工管理方法によって製造された薬草療法剤(NK-17.22、協通事業、東京)が臨床においてC型肝炎患者の肝機能値を顕著に改善させることがわかった。(原田他、投稿中)
動物実験ではNK-17.22はグルタオチン節減効果とともにCCL4による組織損傷を顕著に抑制した。(マロタ氏他、Biomed.Res.2001)。
研究目的:この研究の目的は慢性すい炎の動物実験モデルを用い、薬草療法剤K-17.22の効果を@慢性すい炎の発症 A慢性すい炎の進行 について検討することである。
特にPAP、急性すい炎(Keim 1984, Iovanna 1991)および実験的CP(Sawabuグループ1999)で過剰発現する分泌蛋白質の面から検討したものである。
実験的CPモデル
4週令のWBN/Kobラット(雄)を特製MB-3ペレットで12週間飼育した。(Arai他)
MB-3、:高蛋白、高脂肪含有ペレット食餌(蛋白質28.1%、脂肪6%、炭水化物48.8%)
試薬と方法
実験的CPモデル
4週令のWBN/Kobラット(雄)を特性MB-3ペレットで12週飼育した(Arai他)
研究方法
ラットは3群に分けた。
A) 未処置群
B) N K-17.22 50mg/kg含有- 5% グルコース投与群
C) ビタミンE 20mg/kg 投与群
同じスケジュールで行った。
1. 治療的:12週目から20週目
2. 予防的:MB-3食餌と同じに開始
ラットはそれぞれ、12週間目(予防グループ)、20週間目(治療グループ)に処理した。
別の予防グループが時間変動PAP時間変動分析の為、4、8、12、16と20週目とそれぞれ連続的に処理した。
すい臓湿重量、血清アミラーゼ
組織学-3枚のスライドを用い盲検
すい臓PAP遺伝子発現―RNA量10?を用いるDNA熱サイクラーを用いるPCR(Perkin Elmer)
G3PDH mRNAを内部コントロールとして使用した。イメージ分析計による半定量的分析を行った。
結果:
CPの組織学的研究:NK-17.22とビタミンEの効果-1
CPの組織学的研究:NK-17.22とビタミンEの効果-2
CPのすい臓湿重量:NK-17.22とビタミンEの効果
CPの血清アミラーゼ:NK-17.22とビタミンEの効果
PAP mRNA発現の時間経過変化
20週目のPAP mRNA発現 左が予防グループ、右が治療グループ
重金属,菌系、腸内細菌コリフォルムグループは含まない。
結論:
本研究のこれら予備的データはK-17.22が組織学的(主に炎症、過形成、線維変化)及び分子生物学的の並行効果とともに実験的すい炎の発症を遅らせ、その進行を明らかに抑えることを示唆した。
このようなすい炎モデル自体の生体内病理学的機序はまだ明白ではないが、NK-17.22の可能性のある(単独及び/または複合の)例えば以下のような多くの効果についてはまだ研究中である。
・ 酸化防止効果
・ 微小循環増大効果
・ すい臓/胃については分泌抑制
・ サイトカインカスケードの不活性化
diapo 1
正常すい臓
diapo 4
慢性すい炎モデル:コントロールグループ
diapo 5
K-17.22の効果-:線維化の減少
diapo 6
慢性すい炎モデル(コントロールグループ):進行した繊維化