「養生片仔廣の効果と応用」(第2報)
謝心範 (漢方養生研究所) 矢内原昇(矢内原研究所)
1999/10/10〜11
[目的]「片仔廣」は優れた肝臓用剤として広く認知されてきたが、一方、C型肝炎に対する有用性や配合成分の国際的な合法性において問題点も指摘されている。今回これらの諸問題を解消し、より有用性に優れた製品として「養生片仔廣」を調製した。
我々は、食品として開発された「養生片仔廣」の種々の肝機能異常者に対する有用性を明らかにする目的で検討を加えた。
[方法]通院、加療にもかかわらず、十分な肝機能の改善が得られなかった種々の肝機能異常者において、担当責任者から直接に本品に関する適切かつ十分な説明を受けた上で、本人が自由意思の下に本品の使用を希望した者に対して、医療機関への通院、受診を継続することを条件に、本品1日1.5gを三分割して、毎食後に経口摂取するように指導した。
尚、肝機能検査は本人が通院する医療機関において従来の治療計画に従って実施され、本人の意思により提供された検査結果を基に検討を加えた。
[結果]「養生片仔廣」を使用した7例の肝機能異常者において、使用開始後10日から約1ヶ月以内にAST(GOT)またはALT(GPT)の改善傾向が認められた。
7例の肝機能異常者の内、4例はC型慢性肝炎患者で、その他はB型肝炎患者(前立腺肥大症併発)、抗がん剤による薬物性肝炎患者(脂肪肝併発)および糖尿病を基礎疾患とする非ウイルス性肝炎患者であった。
使用前値と比較すると、平均で、C型慢性肝炎患者ではGOTが約72%、GPTが約21%に、またその他の肝炎患者ではGOTが約81%に、GPTが36%に減少していた。
[結論]新たに開発された「養生片仔廣」はC型慢性肝炎をはじめ、種々の肝機能異常者の肝機能を速やかに改善する可能性が示された。