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過酸化脂質とは
体内の脂肪が過剰な活性酸素と結合したものです。

1) 皮膚細胞で過酸化脂質ができると角質の保湿機能が低下し、ほこりやダニの影響を受け、アトピーが発症しやすくなります。
2) 大腸で過酸化脂質ができると大腸の機能が低下し、食物アレルギーが起こりやすくなります。
アトピー患者の過酸化脂質

血清脂質値(高知県T病院調べ)
項目
13歳以上
アトピー患者
(457例)
13歳未満
アトピー患者
(71例)
健康対照群
(18例)
過酸化脂質値(nm/dl)
8.0±0.8
4.5±0.7
3.8±0.5
カイロミクロン(mg/dl)
89.6±12.3
67.1±11.3
53±7.4
アトピー患者さんは血液中の過酸化脂質が多い。

アトピー対策のキーワード
↓↓↓
過酸化脂質を作らないこと!!
SODとは
体内の過剰な活性酸素を除去する酵素です。

栄養=カロリーまたはエネルギーと考えられてきましたが、食物繊維やミネラルも栄養素であり、現代人は栄養不足なのです。
ミネラルが不足すると活性酸素を除去するSOD酵素の能力が低下し、体内の活性酸素が増加します。また、ビタミンE・Cなどの不足は体内の活性酸素を増加させます
肉、乳製品、油脂、砂糖の過剰摂取は過酸化脂質の増加を招きます。(どうしてもアトピーが軽快しない方はチョコレートを止めてみてください。)
食物繊維の不足や過酸化脂質などにより大腸の機能が低下すると食物アレルギーが起こりやすくなります。
オゾン層破壊、排気ガス、食品添加物、新建材などが原因で活性酸素が発生しやすい環境となっています。