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さらに、患者の組織の蛋白に付着した過酸化脂質は、蛋白質の性質を変化させ(変性)、今までアレルギーを起こさなかった蛋白質を、アレルギーを起こす蛋白質(ペプタイド)に変えてしまった。結果、食事を始めとする色々を蛋白質に対して、アトピー性皮膚炎の患者さんが、アレルギーを起こすようになったと考えられる。過酸化脂質が体内の蛋白と反応して蛍光性の蛋白、即ちエイジドピグメントを作り、正常な蛋白質と異なった異常な蛋白を作ってしまう。30年前は動物性脂肪などを食ぺても、アトピー患者さんは全然関係なかった。動物性脂肪が現代のようにアトピー性皮膚炎の悪化に直接関係し始めたのも、環境汚染による活性酸素の増産が原因と考えられる。1970年代から癌が増え、アトピー性皮膚炎増加、重症化、高齢化してきたのは、環境汚染で増加した活性酸素のため。
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