1.内服剤 |
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環境汚染で発生する活性酸素を除去するためSOD様作用食品等を摂取する。 |
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2.外用療法 |
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SOD様作用物質の抽出エキスとワセリンを基材にしたものに1/4濃度(重症の患者さんには 1/2程度)のステロイドを混入した軟膏を使用。抗炎症効果、抗アレルギー効果(発疹、かゆみ、発赤)がある。この軟膏は繊維芽細胞を傷つけないため、皮膚萎縮や出血等の副作用が起こらない。
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グリテールパスター(大豆を長期間発酵させ少量のタールを加えたもの)を重ね塗りする。 |
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3.食事指導 |
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食事を含めたアレルゲンの血液テストや皮内テストは無意味なことが多い。(卵、大豆、牛乳、米、小麦、ダニ、ハウスダスト、ブタクサ等)テストと実際の反応が一致しないのがアトピー性疾患の特徴である。しかし、13歳未満の患者さんにはかなり食事アレルギーが存在するので、以下の要領でチェックする。
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食事アレルギーとして卵、大豆、牛乳、米、小麦、蕎麦が考えられる。その中の1種類のみをまず2〜3週間食べてみる。それでますます痒くなったら、それを止めてみる。その結果痒みや湿疹が軽減ないし消えてなくなるようだったら、その種類は本格的に食べるのを中止する。以下同様に個別にためして、食べてもアトピー性皮膚炎が悪化しない場合はそれは食べても良い。また、アトピー性疾患の特徴は1歳の時ダメでも5歳で良くなったなどと言うケースが多いことから、時々テストしてみる必要がある。 |